センテナリアン(centenarian)とは、100歳以上の人物のことです。
ご自身は、何歳くらいまで生きられると思いますか?
何歳まで、生きたいですか?
私は、100歳まで生きたいです。
尚且つ、100歳になっても、仕事を続けていたいです。
将来、『100歳の薬屋さん』として、豊田市の広報に紹介されたいです。
最新の統計によると、100歳以上の日本人の数は、6万7千人以上。
私達が100年生きることは、決して難しい目標ではありません。
ただ私の場合だと、あと50年以上もの間、健康でいなければなりません。
無論、無為無策では、到底到達できそうにありません。
しかし運が良いことに、私は今、健康を扱う仕事をしています。
100歳まで生きるにはどうすべきか考え学び、体現することができます。
100歳まで生きられる人と、そうでない人との違いは、「生き方」にあります。
寿命を決めるのは、遺伝要因が約25%、環境要因が約75%だからです。
どのような生活を続けていくかによって、病気のリスクは下がります。
最新の健康長寿の研究によると、100歳で元気でいる人と、そうでない人との決定的な違いは、「体内の慢性的な炎症」の進み具合だそうです。
体内に蓄積した「炎症」は、やがて「重い病気」となって、表面化します。
病気でない段階でも、炎症が増えると不調やだるさを感じるようになります。
病気になりつつある状態【未病】を放置すると、病気になってしまいます。
私の場合、慢性的な炎症を増やさないようにする為に、自然薬や漢方薬を、毎日飲んでいます。
ただ、「ずっと飲まなくちゃいけないの?」と聞かれることがあります。
もちろん、風邪薬であったり、一時的な症状に対する薬などは、治ってしまえば飲む必要はありません。
ただ慢性病などの改善に服用を続けていた場合は、ご自分がその病気になりやすい体質であることをご理解された上で、症状が改善した後も予防の為に、量を調節して続けられると安心して生活することができます。
また、100年元気でいる為には、筋肉の衰えを防ぐことが大切です。
100歳長寿の方々は、何かしら毎日体を動かしていらっしゃいます。
最近の調査によると、男性では体幹の筋肉量が90歳から100歳にかけて増加に転じ、女性ではふくらはぎの筋肉が100歳で増えていたそうです。
見方を変えると、男性は腹筋が衰えると100歳まで生き残れる可能性が低くなり、女性はふくらはぎを衰えさせないことが肝心です。
座る時間が長い人ほど死亡率が高くなるという調査結果も出ていますから、長寿と筋肉は、切っても切れない関係です。
私なんかは普段座ってばかりの薬屋なので、危ないかもしれません。
これからは、とくに腹筋や足を鍛えるように心掛けたいと思います。
日本人の、健康寿命と平均寿命の差は、なんと約10年!!
健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことです。
高齢者が増え続ける日本の現状を憂う声もありますが、健康寿命が平均寿命にどんどん近づいていけば、それは杞憂に終わります。
元気な高齢者が増えれば増えるほど、日本は豊かさを取り戻せるはずです。
第2次ベビーブームのピークである私の世代も、人ごとではありません。
私達世代が健康に対する責任を疎かにし、いざ病気になってからの病院任せでは、将来日本の状態は今よりも悪くなってしまいます。
その為にも、健康に携わる仕事をして伝える立場にある者こそが、地域の皆様の健康寿命を伸ばす為の活動に、努力していくべきだと思います。
活動が上手くいけば、私が100歳を迎える頃には豊田市で「100歳で現役」が珍しくもなくなり、私が広報に紹介されることもなくなるかもしれませんね。